代表の村井です。
早いもので今年もあとひと月となりました。
12月は何かとバタバタしますが、個人の税金は暦年での計算となりますので、令和3年分の税金対策をされたい方はお早めに検討、手続きをしてくださいね。
代表的なものをいくつかご紹介します。
■小規模企業共済の加入
個人事業主の方や中小企業の役員の方に限り加入できる制度です。
将来の退職金を積み立てる目的で掛金を支払いますが、全額所得から控除してもらえるため、所得税や住民税が多く発生する方には、お得な制度です。
詳しくはこちらを参照ください。
掛金は月払い、半年払い、年払いと選択可能ですが、令和3年の所得を今から少しでも減らしたい方は年払いで加入されることをお勧めします。
手続きの都合上、年内に間に合わすには期限が迫っていますので、ご確認の上お早めに手続きをどうぞ。
■倒産防止共済(経営セーフティ共済)の加入
本来の趣旨での加入ではなく、単年度の節税目的でも利用できます。
(あくまで課税の繰り延べではありますが・・・)
個人事業主、法人いずれも加入できますが、加入要件がありますのでご注意下さい。
詳しくはこちらをご参照下さい。
■ふるさと納税
こちらはテレビCMでもよく見ますのでご存知の方も多いかと思います。
節税にはなるわけではありませんが、返礼品がもらえてお得と思われる方はお早めにどうぞ。
私は欲しい返礼品があればするようにしています。
あとは贈与税についても暦年での計算となりますので、贈与をお考えの方は早めにご検討下さい。
現在は、相続税の計算の際に死亡前3年以内に故人から贈与を受けていた場合には相続人の相続税課税価格に加算することになっています。
裏を返すと3年を超えた分については加算の必要はないということになります。
今後この生前贈与加算の対象となる期間が長くなる可能性も考えられます。
まだどうなるかはわかりませんが、贈与をお考えの方は早いうちに少しでも贈与を進めておかれて損はないでしょう。
個人の税金でお困りの方は、村井経営会計事務所までお気軽にご相談下さい。