News & Blogコラム

税務調査でのPCデータ提供

おはようございます。所長の村井です。

 

昨年秋以降、なんか毎月税務調査に関わっている気がします。。(気がするというか本当に関わっていますが)

 

しかも売上の大きいところが多く、日数もかかるので大変です。

 

このGW連休前も、そして連休後も1件ずつ入っていますが、平日の業務が完全に止まるため通常業務へのしわ寄せが半端ではありません。

 

よってGW中も仕事せざるを得ない状況・・・と愚痴はさておき、最近の税務調査の傾向についてお話します。

 

 

コロナもあって、「臨場する際の人数は極力少なく、日数も短く」配慮するようお達しがあるのだそうです。

 

それを理由に、書類を預かって帰ったり、データで提供してほしいとの依頼があったりします。

 

書類はまだしもデータ提供(例えば元帳をCSVで出力したもの)を求められた時、皆様はどうされているでしょうか?

 

 

納税者の意識として、断ると何か調査において不利益があるのでは、と不安に感じられる方が多く、素直に従ってしまう方も多いです。

また、提供を拒むことで「何か隠しているのでは」と余計な詮索をされないかと心配される声も聞きます。

 

弊社では、基本的にデータ提供は特段の目的なしには行わないように助言させていただいております。

 

国税局や税務署といっても、データ漏洩の可能性はゼロとは言えませんからね。

仮に漏れたとしても何の保証もありませんし、あら探しが簡単にできてしまうので、ケアレスミスもデータなら一瞬で検索されてしまいます。

 

 

そもそも紙で保存するのが原則なんですから、紙ベースで見てくださいよ!と主張はしつつ、効率よく調査したいとの税務署の方の思いも理解はしております。

 

 

今後電子取引保存がどうとか、電子請求書がどうとか、ITが進めば進むほどだんだん拒めなくなっていくんでしょうが。

 

 

皆様も税務当局へのデータ提供はどうぞご慎重に。

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