こんにちは。所長の村井です。
本日の参院本会議で、与党などの賛成多数にて令和4年度補正予算が成立しました。
金額にして2兆7000億円です。
原油や物価の高騰対策って一体何に使われるのでしょう?
そしてそのお金はどこから?
財務省のHPを覗いてみました。
まずお金をどこから調達するか。
それは特例国債の発行で100%賄うようです。要するに借金ですね。
さらに使途の内訳は下記のようになっています。
①燃料油価格激変緩和事業 1兆1,655億円
②タクシー事業者に対する燃料価格激変緩和対策事業 84億円
③今後への備え 4,000億円
④新型コロナ感染症及び原油価格・物価高騰対策予備費 1兆1,200億円
⑤その他 70億円
①は我々の生活に直結してくる問題で、ガソリンや軽油価格の一部を国が元売りに補填してくれるのでしょうか。
②は個人的にはタクシー事業者だけ?って思ってしまいました。トラック等の運送業の方がはるかに燃料費の負担が大きいような・・・
③④は予備費なんで、今のところ何に使われるのかは分かりません。
ということで、一体この補正予算の成立でどこまで物価や燃料高を抑え込めるのでしょうか。
原油に関わらず、材料、商品、製品等がなんでも値上げラッシュです。物価が上がっても給与が上がらなければ、実質の所得減少です。
円安でグローバル企業の業績は軒並みいいようですが、こと日本国内の中小企業に与える影響は計り知れません。
きちんと苦しいところに支援が届くような施策をしっかりと考えてほしいと願います。