こんばんは。所長の村井です。
みなさん「Peppol」って聞いたことありますか?
一般的に「ペポル」と呼ばれるこの意味不明ワードは、実は
Pan European Public Procurement On-Line
の略なんです。
直訳すると、
「ヨーロッパ全体における公共調達のオンライン化」
とでもなるでしょうか。(英語苦手です)
実際は、
「電子インボイスの国際標準仕様」
的な意味合いです。
現在インボイス(請求書)はまだまだ紙が主流ですが、大手を中心にWEB発行(というか専用サイトにログインをしてダウンロードする方式)になってきています。
しかし「電子インボイス」なるものが登場すれば、どのようなことになるのでしょうか?
下記の図をご覧ください。
①が自社だとした場合、請求書のデータを②のアクセスポイントに送信するだけで、③を経由して④お客様のシステムに直接届くというわけです。
https://www.digital.go.jp/policies/electronic_invoice_faq_02/
デジタル庁 HPより抜粋
つまり請求書を印刷することも、
押印することも、
郵送することも、
メールすることも、
ダウンロードしてもらうことも、
それをシステムに登録することさえも不要となり、売り手・買い手双方でかなりの事務処理コスト削減効果が見込まれます。
こんな仕組、お高いんでしょ!と思ったあなた!
実は国内の請求管理システムのメジャーどころは、ほぼこのネットワークへの参加を見込んでいます。
つまり、このネットワークに参加しているソフト同士であれば、ソフトは違っても、電子インボイスの発行が可能になります。
とても画期的なことだと思い、私も注目しています。
まずは弊社も所属している株式会社TKCがいち早く、そのネットワークインフラ構築(サービスプロバイダー)の認定を受けました。
今後もこの動きは各社追随してくると思いますが、扱えればみながWIN-WINになるものだと確信しています。
(あ、日本郵便は請求書の郵送が少なくなってWINじゃないな・・・、あと窓空き封筒の製造業も・・・)
この後の動きが楽しみです。