おはようございます。所長の村井です。
本日は１月３１日。法定調書合計表の提出期限日です。
今までは単純な集計作業でしたが、今年は結構記載に迷われた方もいるのではないでしょうか？
それというのも「インボイス制度」のせいですよね。
例えば、こんな方への報酬があったとします。
税理士：インボイスに登録していない
月額顧問料：６６０，０００円（税込み）
決算料：２２０，０００円（５月：税込み）
年間源泉税：８１，６８０円＞
これは単純ですね。支払金額：８８０，０００円 税額：８１，６８０円 となります。
これは、支払金額：８００，０００円 税額：８１，６８０円となり、備考欄に「外消費税等の額 ８０，０００円」と記載していました。
ただしこれは昨年度まで、のお話。
この方はインボイスの登録事業者ではありませんので、帳簿を集計すると
インボイス施行前（１～９月） → ５０，０００円×９ヶ月＝４５０，０００円 に決算料２００，０００円を加えて６５０，０００円
インボイス施行後（１０～１２月） → ５１，０００円×３ヵ月＝１５３，０００円
となり、支払調書には、支払金額：８０３，０００円 税額：８１，６８０円 となり、
備考欄には「外消費税等の額 ７７，０００円」を記載することになります。
なんだかとてもわずらわしくてなりません。
今までは帳簿でさっと支払金額を集計し、備考欄にはその１０％を記載するだけでよかったのに・・・
ま、本来支払調書は支払った総額（つまり税込み）を把握すべきものなので、従来通りの記載でも何ら問題はないと思いますが、帳簿で簡単に集計して記載できなくなる点で非常に非常に面倒くさいと感じているのは私だけでしょうか？
今後すべて税込み集計に変更するのも手段の一つですが。。。来年に向けての検討課題です。
まだ残り数社残っていますので、今から集計頑張ります（汗）
