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国税納税のキャッシュレス化について

こんにちは。所長の村井です。

 

現在12月決算法人の決算作業真っ最中です。

 

その最中に税務署の納付書が入った封筒を開けると、中から1枚の紙が。

 

そこにはこう書かれていました。

 


納付書の事前送付に関するお知らせ


 国税庁では、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」の実現に向けて、キャッシュレス納付の利用拡大に取り組んでいるところ、社会全体の効率化と行政コスト抑制の観点を踏まえ、令和6年5月以降に送付する分から、e-Taxにより申告書を提出している法人の方などについて、納付書の事前の送付を取りやめることとしております。
 納付書を使わずに納付ができ、簡単・便利なダイレクト納付などのキャッシュレス納付の手続をご用意しておりますので、是非ご利用ください。

《事前送付を行わないこととなる方》

○ e-Taxにより申告書を提出されている法人の方


○ e-Taxによる申告書の提出が義務化されている法人の方


○ e-Taxで「予定納税額の通知書」の通知を希望された個人の方


○ 「納付書」を使用しない次の手段により納付されている法人・個人の方

   ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)
   振替納税
   インターネットバンキング等による納付
   クレジットカード納付
   スマホアプリ納付
   コンビニ納付(QRコード)


 

 

まぁ、紙の納付書の印刷、郵送コスト、また納付された情報のシステムへの入力手間などを考えると、国の経費削減には協力すべき、とは思うんですが。

ウチのお客様の場合、電子申告率は100%なので全社対象になるのですが、まだまだインターネットバンキングすら操作がままならない人や、PCがちょっと苦手という方も少なからずおられますので、結局代理でこちらが操作することになるんでしょう。。。嗚呼また手間が増えるなぁ。。。

 

ただこちら納税者の立場として言うと、もっと手続きを簡単にしてほしい。確かに法律に沿ったものにしないといけないので、やってることはわかるのですが、とにかく文言が固すぎて普通の人にはなかなか理解ができません。

 

一つ源泉所得税を例にとっても、複数の納付書があって、初めてされる方はその種類の多さに圧倒されてしまいます。

 

また納税の際も

「ダイレクト納付はこちら⇒」

なんてメニューがあればいいのに、メッセージに「納付情報登録依頼」というのがあってそこから入る・・・というような。

 

分かりにくい!!!

 

更には地方税「el-taxシステム」なんて、もっと分かりにくい!(みんな思ってるはず)

 

システムも全然使い勝手が違うし(開発元が違うので当然ですが、利用者からするとインタフェイスや基本的な使い方は統一してほしい)、毎回操作方法を聞かれているこっちの身にもなってくれ!というのが切実な税理士事務所の叫びです。

 

 

さ、愚痴はそこそこにして、決算作業に戻ります。

 

ちなみに上記納付書の送付停止は、令和6年5月分からとのことです。

 

要するに次の3月決算法人の申告からですね。皆さまお気をつけください。

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